•••STORY•••

ストーリー

豊かな自然に包まれた登米市

豊かな自然に包まれた登米市

宮城県登米市は県内有数の穀倉地帯であり大きな田園風景が広がっています。市内にはラムサール条約指定登録の沼があちこちにあり、東北最大の川の北上川も流れており、冬はいろいろなところで白鳥やガンなどの渡り鳥の姿を見ることができます。そして、総面積の40%をしめる森林はもちろん、街の中でも、様々な植物が四季折々あざやかに街を彩っています。

登米が詰まった手ぬぐい

登米が詰まった手ぬぐい

こんな大地の恵みを少し分けてもらって、先人の知恵をお借りして、一枚一枚ていねいに染めたのが「交」の手ぬぐいです。登米町環境美化奉仕団のみなさまと整備している花壇から花をいただいて、鮮やかな⻩色のマリーゴールド染め。登米町内の美術館や⺠家の庭先からいただいたビワの葉で、爽やかなオレンジ色とピンク色になる不思議なビワ染め。玉ねぎの皮からは渋みのある⻩色、カフェかなみのコーヒーからは落ち着いた茶色、施設外就労でお世話になっている農家さんからいただいたナスの皮からは柔らかなピンク色。そのほか、地域の宝を集めていろいろな草木染めに挑戦中です。

大地の恵みとひとの営みの交わりを
かなみのもりで形に

大地の恵みと
ひとの営みの交わりを
かなみのもりで形に

大地の恵みと先人の知恵を生活の中に

大地の恵みと先人の知恵を
生活の中に

日本の伝統色には、山吹色や藍色など植物の名前がついたものが少なくありません。それは日本人が古くから草木と親しんできた表れでしょう。草木染めは、そんな日本人の生活に寄り添った作業で、草木から出した染料に素材を浸すというシンプルなもの。でも、タンパク質をたすと染まりやすいとか、色止め液の種類で色が変わるなど、工程に人の知恵や技術が入ることで無限に広がる、大地と人のコラボレーションの産物なのです。「交」のてぬぐいでも、メンバーさんが編み出す唯一無二の柄と、自然が作る柔らかな風合いをぜひお楽しみください。

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